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category :
石原都知事の小説5作品を4コマにしてみた。3分くらいで全部読めます。
true blue ps3 販売今月で80歳になるも未だフリーダムな石原慎太郎都知事。彼の小説はもっと自由だ。
自らはアニメや漫画の表現を規制する条例を作り、「作家や業界が良識を踏まえてものを作るようになった」とコメントする一方、10年前に出版した『聖餐』は次の内容だ。
2003_001


まさにフリーダムである。
主人公の健は風俗プランナーで、女性に半透明なビニール袋をかぶせ、
客に触らせる店を運営している。裸ではなくビニールを着ているので
合法だと主張し、それを規制しようとする警察や東京都についてこう考察する。
第一、連中とてこれを本気で犯罪とは思っていまい。
人間たちが喜ぶことをしていて、それが何かを犯しているという
意識なぞ誰にもありはしない。だから連中との関わりは、
ただ一種の追いかけっこのようなものだった。
つまり、彼らも彼らなりに楽しんでいるということか。

それにしても、都知事が上記を書いていることが究極のブラックユーモアである。
代表作の『太陽の季節』は前々回にご紹介したが、他の若い頃の作品もあまり変わらない。
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これらの主人公がハチャメチャな理由は、「素直に人を愛せないから」である。なんて迷惑な主人公だ。
自分の本当の気持ちがわからず模索しているのだ。
しかし、そんな主人公と都知事が目覚める時がくる。都知事自らの原点だという次の作品だ。
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どんな原点やねん!
と思うが、読み込むとけっこう深い内容だ。
人は「自分は良い人間だ」「他人から良く思われたい」「親や友達とは仲良くしておきたい」と思うがゆえに、自分が本当に思ってないことをしたり考えたりしている。
なので、たとえ親でも誰でも「他人」としてみなし、「嫌う」という自分の負の感情も認め、「嫌われること」をためらわない事で、はじめて自分に正直になれる。
つまり、「○○ちゃんかわいー!」という人より、「あいつぜったいぶっ殺す」という人の方が純粋で自由だ。
理屈は正しくとも近寄りたくない人物だが、ここに、現在のストレートな発言の原点があるのだろう。
このことは次の作品にも明確に描かれている。
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以上あげた5つの作品を振り返ってみると、つねに主人公は、自分の気持ちに正直な殺人犯である。天真爛漫な氏の人柄が、小説にはっきりと出ている。
「憎しみ」が氏のテーマだ。
これらの本を読んでいて思い出したのは、『スター?ウォーズ』で、アナキンがダークフォースに落ちる場面だ。
師匠のオビ=ワンが「お前は選ばれし者だったのに!」と悲嘆すると、アナキンが「あんたが憎い!」と大声で叫ぶ。彼は「憎しみ」が持つパワーにとりつかれてしまったのだ。
この展開はなぜか石原都知事の小説に近い。
そしてダースベイダーの素顔がもし石原都知事でも違和感がない。むしろそういうCMがあっても面白いのではないだろうか。氏も性格からいってノリノリで出演してくれるかもしれない。
ban_taniguchi2

■プロフィール■

谷口一刀バカ日本地図&chakuwiki管理人。
1972年滋賀生まれ。大学を卒業後、空手修行のため渡米。ヌンチャクを主に学ぶが、帰国後ヌンチャクで食えず、IT業界へ。
現在はバカ広告企画のプロデューサーとして活動。これまでにバカな本を6冊出版。運営する個人サイトには、月間100万人が訪れる。
Twitter: https://twitter.com/#!/chakuriki







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category : 有名小説を4コマ漫画にしてみた  谷口一刀 comment [0] trackback []
「オッパイが 先に出てくる 街の角」ロシアンジョーク入門
r4i gold plus「オッパイが 先に出てくる 街の角」

表題の川柳は、シベリアに抑留されていた日本兵が、ロシア人のオッパイの大きさに驚いて詠んだ川柳だという。ちなみにロシアでは、バスト86センチ以下の服は子供服とみなされるらしい。
このようなロシアの面白エピソードが沢山紹介されている、ロシア語通訳者、故米原万里さんのエッセイを前回に引き続きご紹介したい。エッセイ『魔女の1ダース』では、ロシアンジョークの手法が紹介されている。

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     『魔女の1ダース』 / 米原 万里 著


まずはいくつかロシアンジョークを見て頂きたい。
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いまわの際のニキータは、
長年連れ添った妻を枕元に呼び寄せると、
最後の力を振り絞って尋ねた。
「マリア、これで最後だから、本当のことを言って欲しい。
薄々気がついてはいたんだが、末っ子のイワン、
ありゃ、俺の息子じゃないんだろう」
「あんた、悪かったわ。許してちょうだい。
イワンはあなたの子よ。でも上の5人は全員あなたの子じゃないの」

これらのジョークに共通するのは、
米原さんによると、「木を見て森を見る」方法だという。カメラで言えば、ズームイン(おがくずと末っ子)から
いきなりズームアウト(手押し車、5人の子供)して、
全体を見渡す遠近法だという。

そうすると、悲劇が喜劇になる。
米原さんによると、ロシアンジョークの5分の1は
この「木を見て森を見る」方法によって作られているという。
残りの5分の4はおそらくウォッカのジョークだろう。
この方法は他国のジョークでも見られるが、ロシアほど多くないと思う。しかしなぜ、ロシアでこの方法が発展したのだろうか?
その理由がわかるジョークがある。
シベリアの強制収容所にて。「きみは、どうしてここにいるんだい?」「1939年に同志ポポフの悪口を言ったからさ。で、きみは?」「ぼくは1943年に同志ポポフを誉めたからだよ」二人はもう一人の囚人に問いかけた。「きみは?」「私はポポフだ」
これもまた遠近法が使われているが、帝政、共産主義、資本主義化と社会?政治の前提がコロコロと覆り、そのたびに命の危険が迫ったロシア人の実感が込められている。
危険地帯では、地図という俯瞰した情報を持ったものが有利になる。シビアな社会環境で生き延びてきたロシア人は、心の余裕を失わないように、自分を遠くから俯瞰するような視点を身につけたのではないか。
「わが国にジョークなど必要無い。
なぜなら、わが国の存在自体がジョークだからである」

自分の失敗を笑えるものは成熟して強いと言うが、自分の国まで笑えるスケールを兼ね備えたのがロシア人ではないか。彼らのしなやかな強さはつぎのジョークに象徴されている。
スターリン時代のある町中、ひとりの老女が肩を落として歩いていた。男「お婆さん、しょげることはないさ。今は一時的に大変だけど、やがて共産主義になれば…」老女「バカにするんじゃないよ!あたしゃドイツ軍の包囲網を耐えてきたんだ。あんたの言う共産主義とやらだってきっと耐えてみせるよ」


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category : 有名小説を4コマ漫画にしてみた  谷口一刀 comment [0] trackback []
『桐島、部活やめるってよ』が素晴らしすぎるので4コマで解説してみた。
ace3ds plus小説が映画化されたのを見て絶賛している人は多いが、同時に、わけが分からないと言う人も多いので解説してみる。2101_001

この物語が見事に描きだしたのは、夢中になって真剣勝負をする人のみがカラダにまとう命の輝き、ひかりだ。ひかりを放つには2つの方法がある。一つは、太陽によって月が輝くように、強烈なひかりを持つ人間の近くでそのひかりを反射すること。もう一つは、たとえ小さくても、自分でなんとか光ろうとすること。
桐島はバレー部で強烈に光り輝いていた。クラスの一流メンバーも桐島のそばにいることで輝いていた。しかし桐島がいなくなることで、自分が光っていないことに気づいてしまう。
一方、クラスの最下層グループ、イケてない映画研究部の前田達は、昼間見えなかった星が夜見えるように、桐島の不在がもたらした暗闇のなかで小さく光り輝く。
一流メンバーのなかでもっとも繊細な感性をもつ宏樹が、バカにしていた前田達のひかりに気づいた瞬間の描写がすばらしい。
レンズを覗く映画部ふたりの横顔は、ひかりだった。ひかりそのもののようだった。
俺は緊張していた。(中略)精一杯の勇気を振り絞って、やっと、トントン、と右肩を突つくことができた。
ひかりが振り返って、俺を照らした。
映画を監督した吉田大八氏はこの小説の解説で述べているが、「果たして映画は、『ひかりそのもの』を描くことができるのだろうか?」と考えたという。
そして映画では、小説とはまた少し違った形で、見事にひかりが映されている。ちなみに映画では、前田が撮る映画の内容も小説と異なっている。
この命の「ひかり」は、多くの文学のテーマとなっている。例えば「芸術は爆発だ!」の岡本太郎の母親、岡本かの子の小説は深い。悲しみさえも、それで命がひかるのであれば嬉しいと語る。
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すでに死期が近い老婆が求めるのは、名声やお金などの飾りではなく、いのちの華やぎ、ひかりだ。青年が夢中で輝く姿を見たいと願い、自らも悲しみを原料にして命を爆発させている。
かの子には、同じく「いのち」をテーマにした『家霊』という作品もある。
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息子の岡本太郎氏の言葉にも、かの子の影響が見える。
ズバリ答えよう。金と名誉を捨てたら人間の「生命」がのこるんだ
ちなみにこのテーマは世界の文学作品でも多い。
「人生がどんどん過ぎて行くのに、その人生を本当に生きていないと思うと、俺はやりきれないんだ!」
「闘牛士でないかぎり、毎日を本気で生きているやつなんかいるものか」『日はまた昇る』(ヘミングウェイ)
もしかたら文学で最も多く扱われているテーマなのかもしれない。
そして、『桐島、部活やめるってよ』に最も近いエピソードは、アカデミー賞女優のウーピー?ゴールドバーグが、プロの役者を夢見る若者達と話したときの様子だ。※過去にテレビで放送され、多摩大学大学院教授の田坂広志氏がよく紹介されている。
若者たちはゴールドバーグに質問する。
我々は、将来役者になることを夢見て、毎日、厳しい修練を積んでいます。我々の努力は、いつか報われるのでしょうか?
ゴールドバーグはやさしい表情で答える。
いま、あなたがたは、役者の夢を持ち、仲間とともに、励まし助けあいながら、目を輝かせて生きているのでしょう。
若者たちはうなずく。
であるなら、あなたがたの努力は、すでに報われているではないですか。
『桐島、部活やめるってよ』は小説も映画も素晴らしいので、たまには真面目に解説してみた。

ban_taniguchi2

■プロフィール■

谷口一刀バカ日本地図&chakuwiki管理人。
1972年滋賀生まれ。大学を卒業後、空手修行のため渡米。ヌンチャクを主に学ぶが、帰国後ヌンチャクで食えず、IT業界へ。
現在はバカ広告企画のプロデューサーとして活動。これまでにバカな本を6冊出版。運営する個人サイトには、月間100万人が訪れる。
Twitter: https://twitter.com/#!/chakuriki




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