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category :
高架下建築が好き。『本当に好きだったら、その理由なんか説明できない』
ds i マジコン

【お願い】
写真は、大きい画像でご覧頂きたいです。
ぜひ画像をクリックしてみて下さい!(byヴィレヴァンスタッフ)




01

鉄道高架下にちんまりとおさまった様子が愛らしい。東京は浅草橋の高架下建築。かわいいなあ。


「みなさんこんにちは」「こんにちは」「趣味界のキングといえば鉄道ですが」「いきなり話を始めたね」「鉄道だけに単刀直入」「いや、意味が分からない」「『○○だけに』っていうとみんなうっかり納得してくれるんだよね」「そうかなー」「その長い歴史と圧倒的な趣味人口規模で高度に細分化されているらしいですが」「『乗り鉄』とか時刻表専門とかいろいろあるらしいね」「彼らにも盲点がありました!」「ほほう」「それが鉄道高架下におさまったかわいい住宅や店舗などの『高架下建築』です!」



02

阪神線の住吉~御影間の高架下建築。店舗あり住宅あり倉庫あり。さまざまなバリエーションが楽し
める高架下建築の見本市だ。
「いや、鉄道好きの人で詳しい人いそうだけど」「いや、わたくしがパイオニアです!」「やけに自信満々だね。なんで自分がパイオニアだと思うわけ?」「『高架下建築』でググっても自分のしかヒットしないし」「それ検索ワードが間違ってるんじゃない?『高架下建築』って正式名称なの?」「いや、ぼくの造語かなー」「…」「だってほかになんって呼べばいいのさ!」「というか、だいたいこれは建築と呼べるの?」「そうなんだよね、法的には建築物じゃないかも」「やっぱりネーミングに問題があるのでは」「でもねえ、素人目には建築としかいいようがない」「まあ、確かに。住宅や店舗として使われてるし、土木構造物とは呼びにくいよね」



03

大阪の環状線下にある高架下建築。ワイルドな佇まいと高架に振られたナンバリングがポイント。
「まあ、名前はともかくかわいいじゃない?」「どこらへんがかわいいのさ?」「えー!わかんないの?見ればわかるでしょ!」「いやそこはちゃんと説明しないと。
『高架のスパンに収まって、みんな同じ大きさなのがキュート』とか」「そうそう!」「当然高さも同じで」「そのとおり!」「でもじっくり見ていくとデザインや用途はまちまち」「そうなのよねえ」「って、だから自分で説明しなさい」「まあ、だいたいそんなところです!」「うわー、てきとう」



04

こちらもシリアルナンバーがキュート。東海道本線三宮駅近くの高架下建築。
カスタマイズされっぷりが見事だ。
「正直自分でもね、まだ分からないんだよ。なんで惹かれるのか」「そうなのか」「『冬のソナタ』でペ?ヨンジュンが言ってたよ
『本当に好きだったら、その理由なんか説明できない』って」「なんか喩えが的外れだし古いし」「良いこと言うよねー、ヨン様」「そうかなー」「そうそう、ぼくペ?ヨンジュンと同い年なんだよね」「なんの話だ」
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category : インフラ構造物に萌える!  大山顕 comment [0] trackback []
きたる9月1日、川崎で工場バスツアー開催!
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「先日センチメンタルジャーニーに行ってきました」
「なにそれ。どこに」
「川崎に工場を見に行ってきたのですよ」
「いつものことだよね」
「いやいや、今回は、こう、ひとり物思いに沈みつつ、過ぎ去りし日のことを…」

01

▲川崎と行ったらここ!日本触媒前。先日センチメンタルジャーニーしてきました。

「なんで川崎で。そういうのはもっと思い出の地でやるものではないのか」
「それがちゃんと思い出の地なのよ。そう、時は1994年。
川崎の工業地域をひとりで訪ねたのでした」
「1994年!もうちょっとで20年前じゃない。そんな前から工場を?きみ当時何歳?」
「年齢の話はやめようか。そういう方向性のセンチメンタルじゃないから」
「で、94年がどうしたって?」
「そう、当時大学3年生だったぼくは…」
「それ年齢分かっちゃうね」

02

▲もう何度目か分からないけど、何度見てもかっこいい。
「…で、はじめて意識的に工場を見に行ったわけですよ」
「へー」
「当時は拙著『工場萌え』のような優れたガイド本もなく」
「はいはい」
「ネットもまったく普及していなかったので、工場鑑賞情報もなく手探りだった」
「そうだよねえ」
「いやもう、ほんと最近の若いもんは恵まれてるよ!
とりあえず川崎の「日本触媒前」でバス降りればいい、って常識になってるからね!」
「常識ではないね」

03

▲20年前当時このぐにゃぐにゃしたすてきな構造物を間近で見てびっくり&うっとりした。

04

▲こういうみっしりパイプにもびっくり&うっとり
「情報以上に、同好の士を見つける手段がなかったので、
ひとりぼっちだったのがさびしかった」
「ああー、その点ネットは革命を起こしたよね。
全国に孤独に散らばっていたマニアックな趣味を持つ人の
存在を浮かび上がらせたという」
「おそるおそる独りで川崎の工業地域へ降り立った
あの日のことをぼくは今でも鮮明に覚えているよ」

05

▲これもはじめて見たときはほんと興奮したなー。いまでもするけど。
「それがいまや各種工場鑑賞ツアーなんかが連日催されている」
「そうそう!それよ。いい時代になったなー、と」
「いい時代なのか」
「いい時代でしょ!虐げられし我々工場鑑賞趣味を持つ人々が、
ようやく人権を得たのだから!」
「だれも虐げてない」
「I have a dream」
「キング牧師に謝れ」
「そんなこんなで、当時のぼくのようにひとりぼっちの
工場好きがまだいるかもしれないと思って、
ここ数年精力的に工場見に行くツアーを催しているわけ」
「まわりに理解者がいる確率は低いからねえ」

06

▲これは北九州の工場をみんなで見に行ったときの様子。
石灰工場のサイロの中。すてき。

07

▲みんな工場に夢中
「みんなで行くと面白いよ」
「そりゃあ面白いだろうよ」
「いやあのね、工場鑑賞家たちが健全だなー、って思うのは、
自虐の精神を持っている点で、それがみんなで行くとよく分かる」
「なに?自虐?」
「もちろん工場にうっとりしてるんだけど、
同時に『わたしたちへんな集団だよねー』って
いつもどこか醒めた目で自分たちを見ちゃう」
「まあ、みんないい歳だからねえ」
「年齢の話はやめようか」
「いやそういう意味じゃないよ。大人だからね、って意味」
「ひとりでじっくり見るのもいいけど、
みんなで『ぼくたち何やってるんだろうね』って
言い合いながら見るのもいいな、と気がついたわけ」
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▲これは鹿島の工場をみんなで見に行ったとき。
自分のことは棚に上げて、工場に見入る同行人の姿を楽しんじゃったりする。

「そう思いながらセンチメンタルジャーニーしてきたのか」
「あ、いや、それと、こんどヴィレッジヴァンガードプレゼンツで
『川崎工場バスツアー』やるからその下見に」
「なんだよ、宣伝?!」
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というわけで、きたる9月1日に川崎で工場バスツアーやります!

参加申し込みなど詳しくは→http://blog.livedoor.jp/sohsai/archives/51922231.html



■プロフィール■

大山顕

1972年11月3日生まれ。
千葉県船橋市の準工業地域のドボクに囲まれてすくすくと育つ。大学卒業論文のテーマは「工場構造物のコンバージョン提案」。子供の頃から向上や工場現場を遊び場とし、
学生時代には工場写真を撮っていた生い立ちが、この論文に結実。
卒業後松下電器株式会社(現Panasonic)で10年勤めた後、
何を血迷ったかドボクフォトグラファーとして独立。出版、テレビ出演、イベント主催などを行なっています。
主な著書に『工場萌え』(東京書籍)、『団地の見究』(東京書籍)、『ジャンクション』(メディアファクトリー)、『高架下建築』(洋泉社)など。

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関連特集:工場?巨大建築?廃墟?ダム????そこはかとない美しさ






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