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最初からスベり芸を目指す芸人などいない
r4i gold「アタックチャ~ンス」というフレーズと、芸能界きっての読書家で知られる故?児玉清氏。蔵書は1万冊を超え、その重さで家が傾いたという。その児玉氏が書いたエッセイはさすがに一味違う。
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このように、短いエッセイでも深い人生を感じさせる。


■「負けるのは美しく」という児玉氏の人生論
児玉氏は母の死をきっかけに偶然、俳優になった。
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児玉氏は後になって、自分が試験に受かったのは、“合格すると思っていなかった”からだと気づく。落ちると思っていたから試験でも無邪気に発言し、「俳優に必要な度胸がある」と試験官に思われたのだ。
さらに、主演俳優になれず、アクがないキャラが脇役として重宝される、ということに悩んだ末に、自分は「負ける」芸なのだと自覚し、次のように書いている。
「どうせ勝利感を得られないのなら、いっそ、せめて美しく負けるのを心掛けたら、どうなのか、そう考えたとき、はじめて心に平和が訪れた思いがしたのだ。心の中にあったもやもやと苦渋の塊は決して霧散はしないが、何よりもの俳優として生きる心の励みと戒めとなったのだ。いらい、「負けるのは、美しく」は僕のモットーとなった」
『負けるのは美しく』 / 児玉 清 著
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■「スベるのは美しく」という芸人の生き方
ここで思い出すのは、「スベリ芸」の芸人、山崎邦正や上島竜兵だ。
ダウンタウンの松本が「山崎を笑うと営業妨害になる」とコメントしているように、「スベる」こと、つまり「負ける」ことを芸風としている男たちだ。
とくに上島竜兵の言葉は深い。
「今日は良いスベり方だったな!」「客なんて笑わないんだから気にするなよ」「俺が死んだら熱湯をかけてくれよ」「スベってんだから笑ってくれよ!」「声に出して馬鹿にしてくれよ!舌打ちはイヤ!」
そんな上島も、昔はトークで笑わせる芸人を目指していたそうだ。しかし、ビートたけしでさえパンツを脱いで笑いをとっているのを見て、今のスタイルを覚悟したという。
とある芸人に聞いたのだが、ついこないだの飲み会で、上島が酔っ払ってスベって転び、血だらけになって店内が騒然としたという。
しかしよく見ると血に見えたのは、転んだ拍子に飛び散らかったキムチで、店内は一転して爆笑となったそうだ。
なんて美しいスベり方だろう。「負けるのは美しく」と同様、自分のキャラを、本望じゃなくても引き受けている人は最強だ。

『これが俺の芸風だ!! - 上島竜兵伝記&写真集』 / 上島 竜兵、大橋 仁 著
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category : 有名小説を4コマ漫画にしてみた  谷口一刀 comment [0] trackback []
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