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▲ベンメリア遺跡の入り口

カンボジア北部にある石造寺院遺跡アンコールワット。

その壮麗さは日本人にも広く知られているが、
アンコールワットは世界遺産「アンコール遺跡群」の一つにすぎない。
遺跡群はアンコール王朝（９～１５世紀）が築いた
１００カ所以上もの寺院や王宮、僧院跡で構成されており、
それぞれが個性的な魅力にあふれている。
まずはベンメリア遺跡を目指した。
冒険映画「インディ?ジョーンズ」の主人公みたいに、
密林に埋もれた遺跡を探険家気分で歩けると聞いたからだ。

▲貴重なレリーフが刻まれた石も積みあがったままだ

アンコール観光の拠点シアムレアプから車で約２時間。
遺跡の入り口に到着した。しかし、ジャングルが生い茂るばかりで、
遠くからは仏塔などは見えない。　近づくと、密林の足元に横たわるベンメリア遺跡が見えてきた。
ベンメリアはアンコールワットと同じく、中央の塔が３重の回廊に囲まれた
壮大なスケールの建造物で、「東のアンコールワット」の異名を取る。　回廊や塔の大部分は瓦解し、巨大な切り石のがれきの山ができていた。

（続く）
提供：時事通信社

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