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『楽園原幹恵［写真集］』 / 舞山　秀一 著

オリンピックが盛り上がっていますね。
さて、パッと見は華やかに見えるアスリートたちですが、
その姿は日々の地味なトレーニングがあってこそ！　

そんなアスリートたちに感化されて、
「スポーツを始めるか！」と決意した人もいることでしょう。
「明日からは1時間早く起きてジョギングだ！」
「近所のスポーツジムに入会しよう！」と鼻息を荒くする気持ちはわかりますが、
実際にはなかなか長続きしないものですよね。
忙しい現代人にとって、運動を日常化するのは難しいことです。
ですが、ピストン運動だったら、毎日でもしたくなっちゃいますよね。

そう、セックスです。


今回は、運動を継続するのは苦手だけど、
ピストン運動なら大好きという人へ向けて、ピストン運動についてお話しましょう。
ピストン運動の心得として有名なのが、「九浅一深」というテクニックです。
読んで字の如くなのですが、9回浅く突いて、次の1回は深く突くという意味。
ほかにも、「三浅一深」「五浅一深」という説もあります。

いずれにせよ、浅いだけ?深いだけという単調なピストン運動はNG……ということですね。
しかし、セックス中に「1、2、3、ダーッ」などとカウントするのは情緒に欠けます。
このテクニックは、きっちり数字どおりに実践する必要はありません。
どんぶり勘定で取り入れてくださいね。
結婚式で交わされる三々九度は、
「九浅一深」に基づいたセックスの予行練習とも言われています。
微妙に数字が合わないような気もしますが、そのあたりはご愛嬌ということで。
親戚一同の前で、ピストン運動の予行練習をするというのは、ちょっと照れくさいですね。
結婚を間近に控えている人は、「挙式ナシで、入籍だけの地味婚にしておこう！」と、
逃げ腰になったかもしれませんが、世界にはもっとすごい赤裸々結婚式が存在します。
大昔のアジア某国では、結婚式翌日に、
シーツについた血のシミを、親戚一同に見せる風習がありました。
新婦が処女であることの証しなのでしょうが、
ロストヴァージンでも出血しない女性は大勢いますので、
その場合はあらぬ誤解を受けてしまいそうですね。
ほか大昔のアジアには、初夜に母親が同席する風習があった国も存在しました。
皆さんの中にも、実家でのセックスを母親に見つかって
恥ずかしい思いをした人がいるかもしれませんが、
子どものセックスを見せられる母親側の心境も複雑でしょう。
かつてのフランス王室でも、国王と王妃(もしくは王太子と王太子妃)の初夜は、
王族?侍従?医師が立ちあっていたそうです。

国の跡継ぎを途絶えさせないためにも、
王夫婦がきちんとセックスを行なえるかチェックしていたのでしょうが、
現代の私たちから見るとアンビリーバボーな発想ですよね。
そう思うと、日本の三々九度は、だいぶハードルが低いということになります。
結婚式を控えている皆さんは、臆することなく堂々と三々九度に臨みましょう。

そして、初夜のピストン運動も、三々九度で予行練習した成果を、
余すところなく発揮してくださいね。

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9月といえば、なんといってもお月見ですよね。
といっても、現代日本でわざわざお月見をしている人は少ないことでしょう。
お月見っぽいことといったら、せいぜいこの時期に出回る月見バーガーを食べるくらい。
しかし、ここでは敢えて「月」にまつわるお話をさせて頂きますね。


■新月から満月にかけて性欲が高まる!?　数年前から女性たちの間で、新月にあわせて願い事を書く
「新月デクラレーション」が大流行していますよね。

「オンナのおまじないかよ」と、スルーしていた男性もいるかもしれませんが、
「新月から満月にかけて性欲が高まる」と聞けば、
興味を持たずにはいられないのではないでしょうか。
月のサイクルと人間の活動は密接な関係があるという説は有名ですよね。

例えば、満月から新月にかけては、月がかけていくように、
人間のカラダも不要なものを排除しようとします。

そのため、「この時期にダイエットを始めると良い」と
推奨している女性誌もあるくらいです。
逆に、新月から満月にかけては、月が満ちていくように、
人間のカラダも吸収モードになります。
そう、オチンチンが欲しくなるということなんですね。

直近の新月は9/16(日)。そして満月は9/30(日)。
この期間に、お月見デートを提案してみると、いいことがあるかもしれませんよ。


■ウサギは性欲旺盛！　月といえばウサギですが、ウサギは性欲旺盛な生き物としても有名です。
他の動物と違って「発情期」という概念がなく、1年中発情しています。
いや、1年中どころか、出産直後に発情するというから驚きです。
出産後、間髪入れずに次の交尾に取り掛かります。
メスもたいしたものですが、オスもすごいです。
ウサギを飼っている人は、口を揃えてこう言います。
「人間の女性に対しても発情することがある」と。
人間女性の脚にまとわりついて腰を振り、精液を発射することもあるのだとか。
バニーガールのコスチュームも、
性欲旺盛なウサギにあやかったものという説もあります。
月に関係する動物といえば、満月の晩に変身するオオカミ男も有名ですが、
オオカミの交尾期はせいぜい年に1回。対するウサギは1年中発情期です。
オオカミ男よりも、ウサギ男のほうが逞しくて素敵ですよ。
そしてウサギといえば、「始めは処女の如く後は脱兎の如し」という兵法があります。
最初は処女のようにおとなしいふりをして相手を油断させ、
後から機敏に行動してケリをつける、という意味です。
異性を落とす際のテクニックとして、試してみるのも一興でしょう。


■去勢を免れたベートーヴェン月といえばもうひとつ、
ベートーヴェン作曲のピアノソナタ「月光」を思い浮かべる人も多いでしょう。
偉大な作曲家として数々の名曲を残したベートーヴェンですが、
幼少時代はボーイソプラノの歌い手としても非凡な才能を発揮しました。
そのため、周囲から「去勢してカストラートになるべきだ！」と言われていたそうです。
カストラートというのは、去勢(ペニスの切除)を施された男性歌手のこと。
去勢によって、男性ホルモンの分泌が抑えられるので、声変わりが無くなり、
成人してもボーイソプラノの音域を保つことが出来ます。
しかしベートーヴェンの父親が、作曲の才能にも気付いたため、去勢は免れました。ベートーヴェンがカストラートになっていたら、
クラシック界は全く違うものになっていたことでしょうね。

「月」にまつわるお話、如何でしたか？　
結論としては、「月」もいいけど、やっぱり「突き」といったところですね。



■プロフィール■

菊池美佳子
1977年生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳～29歳まで、舞台女優の傍ら、キャバクラ嬢?テレフォンセックス嬢?
企画物AV嬢としても活動。引退後、ライターに転身。著書「凄まじき性癖を持つ漢たち」ほか。







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